夏目漱石 『草枕』 一重破り、二重破り、幾重を破り尽すともこの煙りから出す事はならぬ顔に、四方よりわれ一人を、温かき虹の中に埋め去る。 酒に酔うと云う言葉はあるが、煙りに酔うと云う語句を耳にした事がない。 あるとすれば、霧には無論使えぬ、霞には少し強過ぎる。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア