夏目漱石 『草枕』 この松は周り一尺もある大きな樹で、面白い事に、三本寄って、始めて趣のある恰好を形つくっていた。 小供心にこの松を見ると好い心持になる。 松の下に黒くさびた鉄灯籠が名の知れぬ赤石の上に、いつ見ても、わからず屋の頑固爺のようにかたく坐っている。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア