夏目漱石 『草枕』 湯槽の縁の最も入口から、隔たりたるに頭を乗せているから、槽に下る段々は、間二丈を隔てて斜めに余が眼に入る。 しかし見上げたる余の瞳にはまだ何物も映らぬ。 しばらくは軒を遶る雨垂の音のみが聞える。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア