夏目漱石 『草枕』 飛び石が二つ、松一本のほかには何もない、平庭の向うは、すぐ懸崖と見えて、眼の下に朧夜の海がたちまちに開ける。 急に気が大きくなったような心持である。 漁火がここ、かしこに、ちらついて、遥かの末は空に入って、星に化けるつもりだろう。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア