夏目漱石 『草枕』 日本橋を通る人の数は、一分に何百か知らぬ。 もし橋畔に立って、行く人の心に蟠まる葛藤を一々に聞き得たならば、浮世は目眩しくて生きづらかろう。 ただ知らぬ人で逢い、知らぬ人でわかれるから結句日本橋に立って、電車の旗を振る志願者も出て来る。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア