夏目漱石 『草枕』 もうすでに切れかかっている。 車の戸と窓があいているだけで、御互の顔が見えるだけで、行く人と留まる人の間が六尺ばかり隔っているだけで、因果はもう切れかかっている。 車掌が、ぴしゃりぴしゃりと戸を閉てながら、こちらへ走って来る。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア