夏目漱石 『倫敦塔』 壁土を溶し込んだように見ゆるテームスの流れは波も立てず音もせず無理矢理に動いているかと思わるる。 帆懸舟が一隻塔の下を行く。 風なき河に帆をあやつるのだから不規則な三角形の白き翼がいつまでも同じ所に停っているようである。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア