佐藤の事だから何を書いたって解るまいと思ったが、佐藤は短冊を取上げて、何だ年を分つ古き都やと読んでいた。
鶉の腹を抱えたなり、ホテルへ帰って勘定を済まして、停車場へ駆つけると、プラットフォームに大きな網籠があった。
その中に鶉の生きたのがいっぱい這入って雛鳥を詰めたようにむくむく動いている。
佐藤の事だから何を書いたって解るまいと思ったが、佐藤は短冊を取上げて、何だ年を分つ古き都やと読んでいた。
鶉の腹を抱えたなり、ホテルへ帰って勘定を済まして、停車場へ駆つけると、プラットフォームに大きな網籠があった。
その中に鶉の生きたのがいっぱい這入って雛鳥を詰めたようにむくむく動いている。