夏目漱石 『満韓ところどころ』 暗い土間を通り越して、奥を覗いて見たら、窓の傍に機を据えて、白い疎髯を生やした爺さんが、せっせと梭を抛げていた。 織っていたものは粗い白布である。 案内の男が二言三言支那語で何か云うと、老人は手を休めて、暢気な大きい声で返事をする。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア