夏目漱石 『満韓ところどころ』 この門は色としては、古い心持を起す以外に、特別な采をいっこう具えていなかった。 木も瓦も土もほぼ一色に映る中に、風鈴だけが器用に緑を吹いていただけである。 瓦の崩れた間から長い草が見えた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア