夏目漱石 『明暗』 診察所を出るべく紙入を懐に収めた彼はすでに出ようとしてまた躊躇した。 「もし結核性のものだとすると、たとい今おっしゃったような根本的な手術をして、細い溝を全部腸の方へ切り開いてしまっても癒らないんでしょう」 「結核性なら駄目です。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア