夏目漱石 『明暗』 それは精密な時刻を知るためよりもむしろ自分の歩いて行く方向を決するためであった。 帰りに吉川の私宅へ寄ったものか、止したものかと考えて、無意味に時計と相談したと同じ事であった。 彼はとうとう自分の家とは反対の方角に走る電車に飛び乗った。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア