夏目漱石 『明暗』 もう好い加減に話を切り上げて帰らなければならないという気がした。 彼は自分の前に置かれた紅茶茶碗の底に冷たく浮いている檸檬の一切を除けるようにしてその余りを残りなく啜った。 そうしてそれを相図に、自分の持って来た用事を細君に打ち明けた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア