夏目漱石 『倫敦塔』 霜の朝、雪の夕、雨の日、風の夜を何べんとなく鳴らした鐘は今いずこへ行ったものやら、余が頭をあげて蔦に古りたる櫓を見上げたときは寂然としてすでに百年の響を収めている。 また少し行くと右手に逆賊門がある。 門の上には聖タマス塔が聳えている。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア