夏目漱石 『明暗』 しかし帳面はそんなに長くひろげていなかった。 大事そうにそれを懐へしまうと、今度は飲みながら、じろりじろりと他の客を、見ないようにして見始めた。 その相間相間には、ちんちくりんな外套の羽根の下から手を出して、薄い鼻の下の髭を撫でた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア