夏目漱石 『明暗』 彼女は自分の俥だけを元へ返した。 中ぶらりんの心的状態でそこに取り残された津田は、黙ってその後姿を見送った。 いったん小路の中に隠れた俥がやがてまた現われると、劇しい速力でまた彼の待っている所まで馳けて来た。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア