夏目漱石 『倫敦塔』 やがて煙のごとき幕が開いて空想の舞台がありありと見える。 窓の内側は厚き戸帳が垂れて昼もほの暗い。 窓に対する壁は漆喰も塗らぬ丸裸の石で隣りの室とは世界滅却の日に至るまで動かぬ仕切りが設けられている。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア