その時津田はそれまでにまだ見出し得なかったお秀の変化に気がついた。
今までの彼女は彼を通して常に鋒先をお延に向けていた。
兄を攻撃するのも嘘ではなかったが、矢面に立つ彼をよそにしても、背後に控えている嫂だけは是非射とめなければならないというのが、彼女の真剣であった。
その時津田はそれまでにまだ見出し得なかったお秀の変化に気がついた。
今までの彼女は彼を通して常に鋒先をお延に向けていた。
兄を攻撃するのも嘘ではなかったが、矢面に立つ彼をよそにしても、背後に控えている嫂だけは是非射とめなければならないというのが、彼女の真剣であった。